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Amazonベーシック スリングタイプ カメラバッグ [カメラバッグ]

最近自分の目的に適ったカメラバッグを模索しているのだが
どうにもピンと来ない
俺が今欲しいのはカメラバッグに見えないカメラバッグなんだが
根本的にこれを充たす物は限られていて
良いじゃんと思う物はやはり高い

コストを考えたら
普段使いのヨサゲなバッグを適当に購入し
そこにインナーボックスなどを突っ込んでカメラバッグ化するのが理想だとは思うが
その結論を持ちつつ
欲しいなと思うデザインの物は実は一つ購入済みなんだが
単純にデザインだけで購入した為
ミラーレス一眼用と言ってもいいクラスの為
俺のシステムだとバッテリーグリップを外さないとカメラ本体は到底入らない

因みに俺が今良いなと思っているのは
メッセンジャータイプのバッグ
四角いいかにもカメラバッグってのは
ちょっとした撮影では物々しくて持ち歩きにくいのである

だったら
カメラバッグを幾つも持って
状況に合わせて持ち替えてやろうじゃないか
形状によっての利便性の違いを身をもって検証してやろうじゃないか
それも手頃な金額のヤツをってな感じで自棄を起こし
Amazonベーシックブランドのカメラバッグ3製品を全部購入してみた 笑
全部で6020円也

その第1弾はこれである


Amazonベーシック 一眼レフカメラ用スリングバッグ ブラック

Amazonベーシック 一眼レフカメラ用スリングバッグ ブラック

  • 出版社/メーカー: AmazonBasics
  • メディア: エレクトロニクス



さてさて
僅か2000円で購入出来るスリングタイプのバッグである
しかしながら
実際にカメラのキタムラなどを覗くと
意外にもその価格帯の製品はゴロゴロしてたりする
なので特別安いという訳ではない
じゃあ何処を見るかって事になるが
それはデザインもさることながら
容量や作りと言った機能面をしっかり見るべき
低価格の物は最近流行のミラーレスに重きを置いていたりするので
所謂デジイチには手狭だったりする
そこら辺をジャッジするのが良さそうである

さて
このバッグだが
Amazonの該当ページのレビューを見ると
圧倒的に高評価が並んでいる
大概悪意の方が声高になる物なのだが
好意的な意見の方が圧倒的というのはAmazonらしいと思った
果たしてこれは本当にそこまで好意的な印象を持てるのだろうか

1.jpg

物を入れた状態ではこの様な状態になる

重量は実測値で6.3kg
内容物は終盤で公開するが
特筆重い訳ではなさそうだが
決して軽い重さではない

真ん中で上下に掛かっているロックは
下段スペースの蓋が謝って開いて
内容物が落下してしまわないようにする為の物なので
面倒に感じても確実にロックする癖が必要
ファスナーは非常に軽く
重いレンズがずり落ち始めると簡単に全開になる
この辺については後述するが
ここのロックは重要だ
確実に閉めよう

2.jpg

前面のポケットにはレリーズを入れてみたが
この手の物ならば入れられる
携帯やスマフォなんかは入れられると思うが
ここに入れるべきではないだろうね
何を入れるかは難しい場所
フィルターなんかも入れられそうだが
一時的という感じがする
なんであれ
ここに入れたくなる物は可能なら上段スペースに入れるべきだろうね
取り出しやすい位置に一時的に入れたいって物を一時的に挿しておくって認識の方が良さそう
実用面ではそんな使い方になるんではないかと思う

3.jpg

その上段部

俺の場合はこんな感じの状態になった
これならレリーズもまだ入るし
予備のメモリ関連なら入る
フィルターは無理かな。。。

FD 500mm F8 Reflexを持ち運びたいって関係で
今回はこれは外さないという条件で突っ込んだので
このスペースをこのレンズが大きく占有している
このせいで入れ方には多少作法が生まれてしまったが
2倍のエクステも何とか入る感じ
小さなポケットは予備バッテリーやメモリ類しか入らない

このスペースは
正直
広いか狭いか
その判断は各人のシステムに依るだろうね
7Dのボディでバッテリーグリップを付けた状態でぴったり収まる程度のスペースだ
バッテリーグリップを使わない人には広くなる事になるし
使う人には窮屈だ
しかし
ボディを下段に入れ
サブ機を持ち合わせないという人には
このスペースはかなり広域なスペースになる
大概の物は何でもござれって感じだろう

500mmを入れない場合で考えると
ここに
露出計も
スピードライトも
リングライトも
スレーブユニットも
まあ何でも入りそうだ
意外に広い印象はある
ここは肝になるスペースかもしれない
その時のシステムによって内容を大きく変える事が出来る
そう言う場所

反対に
このバッグを普段からカメラの保管場所として使う人の場合
当然ここの用途が確定的になるはずなので
使い方が絞られてくるって感じだろうか

基本的に収めたい物は下段に入れるようにして
ここは臨機応変しておくというのが一番使いやすそうなスペースではある
特に撮影中バッグを降ろさずに出し入れすると言う事に関しては
やりやすい位置という物がある
ここは小物の方がやりやすく
このバッグの特徴として非常にファスナーが軽いので
大物の場合では落下のリスクがある
開口面積が大きい分
自分の利用スタイルを考え
入れる必要があるのは確か
レンズをゴロゴロと入れると
それこそレンズをゴロゴロと落としかねない
小型のレンズを使用している場合
やりやすいからと言う理由でここに数本入れたりすると
現場で大声を上げるかもしれないので
そこのリスクは頭に入れておくべきだと思う

4.jpg

さて下段だが
F2.8の大口径ズームを3本と7Dのボディ+バッテリーグリップを入れた
ビッチリで何とか入る

黒いベルトで留められているのは
EF 28-70mm F2.8L
このベルトがないと間違いなく落下する
間違いない
検証した

5.jpg

この様にぐるりとバッグを回して
胸の前の方でバッグを抱え
システムの出し入れが出来るかを試したのだが
このベルトがないと
開けた時にレンズを落とすリスクが爆発的に高い

余った仕切りをこの開口面に貼り付けるって方法もあるが
このクラスのレンズの場合
信頼性は低くなると見て良いだろう
何しろ付け方が表面にペタッと乗せるだけになるからだ
まあ
それでも無いよりはある方が良いが
今回は事態が理解しやすいように貼り付けていない
実用としては貼るのだが
ベルクロが貼り付けられるのは2面の物しか余っていないはずなので心許ない
3面が止まれば安心感が生まれるのだが
この辺は少し残念
ただし
ここに仕切りを使って蓋をすると
当然その分出し入れはしにくくなる事になる

6.jpg

中身はこんな感じ
今話していたのは
この切れた部分ね
ここに貼るか貼らないかって話

8.jpg

余っている仕切りはこの二つ
右側の物が件の切れ目にジャストフィットする

3次元的に向きを変えたらどうかと試してみたが
それだとレンズ長の関係で収まらない
またテンションの掛かる方向を考えてみると
この方法の方がベリッと成りにくいので安全だ
持ち上げる方向にテンションが掛かる事になるからだ
縦横変換すると落下方向に剥がれる事になる
これは危険だ

広角ズームと標準ズームの位置は入れ替えても大丈夫なんだが
ファスナーの閉めやすさに限って言えばこの入れ方の方が閉めやすい
フードに掛かるテンションに限って言えば入れ替えた方がテンションは掛からない
どっちを取るかは好みだろうね

7.jpg

さてさて
気になる内容物を全部並べてみた
結構入るね

今回は限界に挑戦的な面があったのは事実なので
正直詰め込んだなという印象が俺の中でもある
上段部が特に冗談みたいに入れ方になってるしね 笑

EOS7D
EF 17-35mm F2.8L
EF 28-70mm F2.8L
EF 70-200mm F2.8L
FD 500mm F8 Reflex
エクステンダー 2X
予備バッテリー1
緊急用乾電池ソケット1
リモートレリーズ

なかなかの重装備が可能だ
容量的には充分すぎるって位じゃないだろうか
特に望遠ズームのLが収まっているのが大きい
コイツはなかなかの難物だからだ

しかしながら
俺の使える画角が全て収まったと言うのは大きい
別途三脚を用意すれば大概の撮影はこなせる事になる
しかし
このシステムを支える三脚となると
バッグに内蔵された三脚固定部に止まる程度の三脚ではプアだ
このシステムの場合そこが遊ぶのが少々勿体ない感じもするが
まあ
オマケみたいに考えると悪くはないのかな

このシステムを積めた状態で
バッグを腰に回して胸のロックを掛け
階段を上り下りしてみたが
実測6.3kgまでの重さは感じない
これに入れて運ぶという用途には良さそうだ
特に向くのは自転車やバイクだろう
現実的には重さを忘れると言う程ではないので
歩く事を目的に重さを感じずに使えるかというと
長時間で見ると疑問が残る
それでも随分楽にはなるだろうね
しかし
これで登山が出来るかというと答えは無理だろう
別途リュックを背負う事になるだろうから
低く軽い山でケーブルカーなんかもある山なら別だろうが
本格的な登山という感じでは別な手段を考えたくなる
リュックと両方背負えばいいと言う男気溢れる場合を除いては考えたくないね
現場までの運搬
その用途に限った使い方の方が向いてそうだ
現場でアクティブにレンズを換えたりと言った使い方だと
腰を下ろして出来るなら
バッグを前に回しただけでやれるが
立った状態だと望遠ズームの落下が特に恐ろしい
そう言った使い方の場合はシステム全体を見直したり
間仕切りの位置を再考慮する必要があるだろう
余った仕切りを使って蓋にするという手もあるが
長辺側を付け外しするので用途を考えるとそぐわない面倒さであるので奨めにくい
最良の手段としては
このベルトのような物を別途用意して
望遠ズームのスペースに二本位掛けてやるという方法だろうか
そうするだけでリスクが大きく減る
しかしながら
アクティブに交換しながら使うというのであれば
落下しにくい配置を意識して間仕切り
ボディ1台
レンズ2本位までのシステムにして使う方が使い勝手も安全性でもいいと思う

耐衝撃性だが
やはりアルミのハードケースなどと比べれば
そりゃあしっかり感は薄い
車のトランクなどに入れて運ぶというのであれば
そっちの方が安全なんじゃないかと思う
しかし
物が当たるなどの衝撃に関してはそれなりに有るんじゃないかなと思う
パンパンに張っている状態だと衝撃吸収性は当然下がるので
その辺は加味するべきだろう
バイクや自転車の事故ではアウトと覚悟を決めておいて
無事だったらラッキーと喜ぶつもりで使うなら充分すぎるレベルじゃないかな
俺がこれを付けて歩いていて転んだと仮定すると
間違いなく中身は全てキャノン送りにするだろうね
見て大丈夫そうだと判断する程信頼感はない

9.jpg

そして女性必見
腰にバッグを固定した際の胸のロック部分

これはあまり女性にもとは言えないと思う
留め具とか痛いんじゃないかなとも思うし
ベルトの流れが体のラインを強調するので
恥ずかしいと感じる人も多いはず

男の俺が言うのもなんだと思うが
最近は一眼を使う女性も増えてきたので
こういったアクティブなタイプの物を探している人もいるはず
そう言う場合はこの辺は頭にあった方が良いんじゃないかと思った次第
もっと別な選択肢があるんじゃないかな

結論
結構な量の重装備をコンパクトに
しかも体感重量をそこそこ軽減して持ち運べると言う所に価値有り
それが2000円なら捨てたつもりで買うと大きく得をする
耐久性に関しては使い込んでみないと解らないので今は言えないが
そう言う物を探しているならコストパフォーマンスは高く
悪くない選択じゃないのかな

個人的に一番いただけないのは
色が黒しかない事
これはコストの為にバリエーションを減らすと言う事が
一番の目的だと思うが
いかにも無骨で魅力を感じない
何の変哲もない黒いナイロン素材だからこの価格を出せたんだと思うが
帆布の無地みたいな物の方が魅力を感じたかな
そこに三脚固定部でなくサイドポケットの方が利用価値が有ったようにも思う
そこにフィルターケースを入れられたらなあと心底思うからだ
もう少しオシャレ感が欲しいよね

納得度は90点
魅力度は20点
推奨度は50点
こんな感じかな
推奨度が50点なのは価格が価格だから試してみればって感じ
どっちでもいいんじゃないってレベル
個人的にはもう少し金額を出して
防水性などにも気を配った製品を奨めたい

最後に
俺のこのバッグの利用確率
30%
外で使わない事もないけど
これでないと感もないので
自ずと低くなる
移動が電車中心とかならもっと高くなっただろうし
デザインがもう少しアレならもう少し伸びただろう
しかし
この姿で自分の運用法だと
これをわざわざ使う意味がいまいち見えない
この全システムを持ち歩きたいってシチュエーションが今はないんだよね
保管という意味でも何か嫌
アルミのケースに入れておくよ
そんな感じなのである
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コメント 2

通りすがり

背負った感じのところがとても参考になりました。やっぱこうなっちゃいますよね・・。(笑)
by 通りすがり (2014-02-03 17:42) 

あいあい

どうしてもスリングタイプだとなってしまいますね。
そこの部分は利便性とのトレードオフなんでしょうな。
回して交換という前提ですから、固定法などが限られてしまいますからね。

これを背負って、殆どこれと変わらない装備で、早朝から夕方まで、徒歩での撮影行も実行致しました。
その際の感想として、やはりストラップの当たる所が、昼頃から痛くなってきました。
入れられるからと言って、余り詰め込まない方が、正解かかなと言う感じがします。
或いは、ストラップの部分にクッション性の高い素材で、クッションを増やしてやると良いかもしれません。
by あいあい (2014-02-03 18:59) 

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