納豆

納豆は旨い。
たまらなく旨い。
しかし、
幾ら好きだと言っても、
毎回同じ食べ方というのも芸がない。
そこで色々試したりしているのだが、
やはり定番の「カラシとタレで米と一緒に戴く」ってのは一番だ。
カレーに入れたりも良いのだが、
ここは定番での話。
そこを基準にして考えると、
変化を付けるのは薬味だ。
これも定番系でネギ。
これが入ると納豆に切れ味が生まれる。
その切れ味たるや名刀が如しである。
それでなくてもネギが大好きな俺としては、
薬味の王様だと思う。
次に良いのは練り梅だろうか、
酸味で納豆の中に花が咲くような印象を受ける。
爽やかな初春の清涼感とでも言うのだろうか、
口の中に広がる鮮烈でありながらふくよかな味わいは陶酔感すら漂わせる。
私的ランキングで次ぎ来るのは茗荷だろうか。
ネギとは違ったまた独特の切れ味を持っていて、
梅に通ずる芳醇な香り。
う～ん、
さっき食ったばかりなのにまた食いたくなってきた。
更にこれに鰹節や玉子等色々な派生合わせ技が存在する。
納豆は宇宙である。

そんな納豆飯に合うのがみそ汁である。
中でも俺が一番だと感じるのは、

窪田味噌醤油（http://www.kubota-noda.co.jp/）

ここの味噌で作ったみそ汁が一番ではないかと思っている。
関係会社に豊年楽市有限会社というのがあるのだが、
ここのみそ汁セットはインスタントの中でも格別で、
この話題の納豆にも抜群に合うのだ。

互いの長所を高めあい、
どちらを引き立てるというのではなく、
元に引き立て合う組み合わせというのは類い希なる奇跡の出会いである。

はやくまたこの組み合わせで食いたい物だ。