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ドイツでのちょっとした騒ぎ [雑記]



ドイツでちょっとした騒ぎが起こっている
この映像はゲームの規制に端を発したデモ行進
今月中にまだ数回場所を変えて行われる予定だそうだ

元々ドイツはゲームに対して規制が非常に厳しい国
ちなみに日本も厳しくドイツ程ではないが国内販売する上での規制レベルはかなり高い

暴力表現や性描写関連での規制が有る訳なんだが
ドイツ版って形で内容がかなり修正された物が発売される位なのである
具体的には性描写はともかくとして暴力面での内容としては
血が噴き出すと言った効果だったり
頭が吹き飛ぶなんてのは元より手足が千切れると言った事は完全にNG
多くの場合そう言った表現の入った物は年齢制限等に留まるのだが
ドイツの場合はそう言った物が含まれるタイトルの広告はおろか店頭に並べると言った事も許されない
日本の場合
まず年齢規制が入りその範囲に収まらない物の場合には
国内版として扱う形での正規代理店展開が出来ないと言うだけであって
輸入版としては普通に販売もされる
流石にどの店に行ってもあるという物ではなくなるが
購入するのにどうすればいいか困ると言う事はおよそ無い

そんな背景を説明した上でこのデモの話
これはイベントとしてLANパーティという物があるのだが
各自PCを持ち寄ったり用意されたマシンを使って
特定の会場に集まり大会が開かれるのだが
そのイベントの中で殺人要素のあるゲームをプレイするのを地方自治体が禁止した事により
8月に予定されていたイベントは中止に成った事を受けての抗議
当然参加費は払い戻しになったのだが
禁止対象になったのは恐らく世界で一番プレイされたと言っても良い程のタイトルで
世界大会などが催されプロの居る世界で
非常に競技性の高いタイトル
プロと言っても日本では馴染みがないが
扱いはスポーツなのでプロスポーツと言う事になるのかな
プロ契約をすると日本人では想像も付かない様な金額で契約をし
スポンサーの看板を背負って競技に臨んだり
ブランド商品の開発に関係したりと言った事をする
普段は当然ゲームをプレイして技術を磨いたりってのは当然として
そのプレイ結果をまとめスポンサーに報告したり
集中力や連戦に耐えられる精神力や体力を付ける為のトレーニング
筋トレやらランニングやら何かをしているらしい
そんなプロの発掘現場の底辺はこういうイベント会場とかだったりするのだが
それが上記の様な理由に端を発した社会性で中止させられたって話なのだ
かなりざっくりとした背景の説明で誤解を招きかねない部分も多数あるんだが
大まかには理解できるようにしたつもりである

今後ベルリンなんかでもデモ行進などをする予定と比較的チェックしているサイトで報じられていたので
この記事に至った訳だが
流石にこのデモにはちょっと驚いた
どこまでの思いがあってこれに参加しているかは知らないが
本格的なデモ行進であるのは見て取れる
確かに規制は大切なんだが
この場合規制をクリアしている物で(ドイツ版以外ドイツのIPからではダウンロード販売でも購入出来ない)
そのイベントが実施出来ないと言うのには確かに理不尽さも感じられるのだが
果たしてそれがここまでの行為に通じる物かというと些か疑問も感じる
これがどこまでの物になっていくのかは解らないがどんなものだろう。。。

現代のニュースを見ていると残虐性の高い事件等はゲーム内の暴力性とリンクして報道される事が多い
その因果関係は全く証明されておらず
個人的にも全く因果関係はない物と思っている
理由は簡単でそれならゲームなどがない頃
時代劇などのドラマで殺陣のシーンが人気を呼んだ作品の大ファンがそう言った事をしていたかというとそんな事はなかったと思う
やくざ映画を観て影響を受け肩をいからせて劇場から出てくる程度の物だ
確かに影響は受けているが人間性を凶暴化させる様な力は持っていない
そんなに簡単に洗脳が出来るとしたらそれは大変な事だ
人のアイデンティティなんて物は確かに脆い物だがそこまで簡単に変わる物でもない
昔漫画は人をバカにするとか
テレビは人を駄目にすると本気で訴えていたのと大差ない事だと思う
そう思うと確かにこの自治体の規制はいきすぎだと思うが
かつて同じ様に規制されたとしても同じ様な反応をしていたのかと考えると
それもやっぱり起こらなかったと思うので
このデモ行進はいきすぎだと思える

問題なのは人が人らしく成り立っていく過程が疎かになってきている風潮だと思うんだよね
こんな騒ぎは或る意味人間らしくきちんと主張している物ではあるんだけどさ
結局社会の多様性という部分での進化のスピードに人間が置き去りされてるって事なのかもしれないな
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