豚丼

先日豚キムチ丼を喰った。
その時はキャンペーン中で価格が安く設定されていた。
まあ、価格の話は後半にするとして、
この豚キムチ丼。
なかなかどうして美味い物ですな。
キムチ無しでも美味いですが、
俺はキムチが好きなので、
キムチ付きを所望する訳です。
味は従来からの牛丼を意識したのか、
限りなく近づけた雰囲気の味。
これには驚いた。
豚は豚だと日常的には思い知らされているのだが、
あぁ豚だと感じながらも、
今までのあの牛丼の雰囲気を損なわずに豚丼とまとめあげている。
だしや新たな素材のゴボウ等が利いているのだろう。
じゃあ牛丼の代用品臭さが漂うかと言うと
ここは食べる側の感性等もあるだろう。
俺は微妙だ。
方向性が同じだけに似たものを提供しよう的な下心を感じざるえない。
しかし、仮に牛丼と選んで注文出来るとしたなら注文しなくなるかと言うと、
気分によってどちらかを選びたいと思う。
独自の味わいが明らかにあると感じられるのだ。
これが生姜焼きが乗っているのなら、
案外飽きが来るのが早いかもしれない。
とはいえ、
豚と素材を大きく変えたのだから、
そういった違いもありだったのではないかとも思うのも事実だ。
企画も大いに頭を抱えたに違いない。
個人的にはこのまま選べるメニューとして
定番化して欲しいと思うのだが、
代用品として終わりそうだなあと感じている。

さて価格だ。
個人的にはいままでの牛丼が安過ぎたとは思うのだが
単純に豚で牛より高い金額を払うと言う部分に不満は感じるのだ。
流通の事情等もあるとは思うが、
より低価格を実現して欲しい物だ。
だが、
牛丼が今の値段に成る前、
まだそれほど時間はたっていないが、
その当時の値段と比較すると、
確かに
ずっとずっとリーズナブルである。
充分選択基準となるだけの差があるのだ。
安い事に馴れ過ぎていると実感。
複雑な気分だ。

いっそ、
原価の価格上昇で物価が上がり、
その動きがデフレ解消の原動力になりうるのだから、
かつての値段で牛丼を復活してはどうだろうか、
合わないのかな
それとも
その値段じゃ誰も食べないかな

いずれにせよ
まだまだ混乱は続きそうだ。