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災いの日 [家電]

ここ最近は非常についてない日が連続した。
まずは仕事を干された。
へまをした訳ではないのだが、事情があってキャンセルされたのだ。
その結果で家にいたのだが、テレビを付けた時、まともに表示されなかったのだ。
電源を入れ直す事数回、どうにか復帰。
いつまでこいつが保つだろうと不安になった。
仕事は干されたが、とりあえず金は貰ってこようという事で、集金に出る。
俺はPCで色々作業させっぱなしなので、この時もメインマシンのCPUは100%フル稼働していた。
帰宅し、夕飯を食って自室に戻る。
階段を上っていく最中嫌な音が耳に飛び込んでくる。
ピーピーピー
何かの警告音。
ピーピーピー
ある程度の覚悟を決めて一段足を進める。
ピーピーピー
今まで使っていた携帯の電池が切れたのかと思う。
ピーピーピー
いや、電源は切ってあった。
ピーピーピー
PC横の固定電話の子機か。
ピーピーピー
いや、そんな音は出していない。
ピーピーピー
その横から聞こえる。
そう、子機の真横から
ピーピーピー
はっ! と思いメインマシンの蓋を開ける。
俺はいつでも観れるようにねじ止めしていないのですぐに蓋は開く。
その蓋が熱くなっている。
ピーピーピー
その嫌な音は大きさを増して襲いかかってきた。
慌てて電源を落とす。
ハングアップしていた。
思えば蓋を開ける瞬間、熱気があふれ出し、もわっと俺を包んでいた。
恐る恐るCPUクーラーに手をさしのべる。
触れない程に熱くなっていた。
激しい失意に襲われる。
ソファーに置いた蓋に視線を移すと、CPUの上部に当たる部分を中心に、虹色に変色していた。
この時知った。

「アルミも熱で変色する」

さらばメインマシン。
すぐさま、ネットでマザーとCPUを注文した。

そして翌日。
それは昨日の事だ。
遂にテレビは復帰しなくなった。
映らなくなったのだ。
正確には赤と青しか映らないのだ。
何を見ても「ドラマ恐怖の館」に成ってしまう。
前々から赤がおかしかった。
異様に強すぎたのだ。
これを補う為グリーンをかなり強くして、比較的自然ぽく見えるようにして誤魔化しながら使っていたのだが、遂にグリーンが全く表示されなくなってしまったのだ。
どのチャンネルを掛けても「恐怖の館」。
まるで映画「キューブ」の中のワンシーンのように見える。
色が偏りとてつもない事になっている。
高校の時に購入し今まで使い続けてきたテレビが遂に逝った。
当時は高かった。
40万位したように記憶している。
現在の10倍近い数字だ。
まあ、当時の値段で位だから、もう少し安いし、今のテレビももう少し高いので、10倍は言い過ぎなのだが、気持ちの中ではその位開いている。

さらばマイテレビ。
気を取り直して買い換えてくるか。


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